emotionを辞書で引いてみると
【不可算名詞】 (心身の動揺を伴うような)強い感情,感激,感動

このように出てきます。

今回お邪魔させていただいたお店はその名も【ラブ・エモーション】
愛にかんするどんな強い感情が得られるのか非常に期待していたのですが全くと言っていいほど
そのような強い感情は湧き上がらなかったことは言うまでもない。

 

友人と飲んでいて半自動的に無料案内所のクラブマンゾクに足が向かうタカポン。
居酒屋で軽く飲んでいたのですが、とりあえずキャバクラでもという気分だったので
ば〜っと料金を見渡して安そうなラブエモーションをチョイスしてみた。

このラブエモーションはすすきのの駅前通りに面しているセントラルビルにある。
駅前踊りとすすきの市場がある6条通りのちょうど交差点のところにあって角に満龍という
ラーメン屋さんが目印になっている。

sentoraru

このビルはけっこう面積が大きく、駅前通りに面している側には無料案内所が3軒連なっている。
どのお店も同じなのかな〜と思って覗いてみると、このラブエモーションのパネルに料金が入っていない。

店員さんに聞いてみると

「今の時間は通常料金ですね〜」

と言われた。

ちなみにクラブマンゾクでの割引チケットは1セット2500円
通常料金はと言うと22時までの入店で1セット5000円

半額じゃないすか・・・

ちなみにちなみにクラブマンゾクにはお客さんが少なく見積っても15~6人いたのに対して
この案内所にはお客さんは0でした・・・
どうやら無料の案内所にもヒエラルキーというものが存在しているようだ。
 

もちろんそのままその案内所を出たのだが、このセントラルビルは入り口が二つある。
ひとつは6条通りに面した南側にあるのだが、ここはマンションにもなっていて郵便受けなどが並んでいる。
そしてもうひとつは駅前通りの3つの無料案内所の隣に入り口がある。
ぼ〜っとしていると入り口を見落としてしまうくらい小さくわかりづらいので注意が必要。
ちょうどカラオケの【まねきねこ】の看板が出ている場所が入り口になっている。

 

怖い人達の事務所とかがありそうな古いビルのいかにも怪しい雰囲気の階段を上っていくと
左側にラブエモーションの入り口がある。
おそるおそる覗いてみると、ぬ〜っとスキンヘッドの強面の方が近づいて来た。

 

あ〜やっちまった・・・
きっとここはヤ○ザさん直営のボッタクリ店に違いない。生きて帰れるだろうか・・・

 

そんな思考を巡らせているとその強面の方は丁寧な感じで料金の説明をし始めた。
案内所経由なので自動延長ではなくコールがつくこと、女の子の有料ドリンクがあること
場内指名の料金など一通り説明するとチケットの料金2500円を前金でとのコト。

なんだ、見た目は怖いけどものすごく良い人じゃないか。
人間見た目で判断してはいけないぞ!という良い教訓になりました。
これからはもっと人を中身で見るようにしないとダメだな〜と反省しながら
10000万円札を渡すと、強面黒服さんは

「はい、じゃあ席に案内します。おつりは席で渡しますね〜」

 

え?ここでお釣りくれないの?
はは〜ん、わかったぞ!最初の優しい態度と説明で油断させて置いてやっぱりボッタクリ??
後で席に着いてからお釣りの事を言っても「さっき渡しましたよね?」の一点張りで
しかもお店に入ってしまっているからそのまま料金は返金できません。

そんなかんじのパターンだ!
畜生!やっぱり人は見た目で判断しないとダメだったんだ!
2分前の俺のバカヤロウ!!!

そう連呼しながら、渋々席に通され女の子とお釣りを待ちます・・・

 

女の子が来る間はどうやって「あの、お釣りまだなんですけど」と切り出そうかだけをひたすら考えるタカポン。
そうしているとさっきの強面さんと一人の女の子が登場です。

強面「失礼します〜○○ちゃんです。こちらがお釣りになります。」

 

あれ????普通にお釣りをくれたぞ!
一応入念にお釣りの枚数を数えてみるも、ちゃんと7500円ある。

そうか、やっぱり人を見た目で判断してはいけないんだな。
タカポンは自分の小心者な考えを再び思い知らされることとなった・・・

 

このラブエモーションは店内はキャバクラ特有の薄暗さで、席と席の仕切りはまずまずの高さがある。
そのため他の席のお客さんなどは見る事ができないが、席に通される時に見渡した感じでは
週末にも関わらず他に1組しかお客さんはいなかった。

 

最初についた子はまだ20歳の子で、一人で田舎から出て来て専門学校に通いながら
学費と生活費も一人で稼いでいるなんともドラマに出てきそうな設定の女の子。
来年の春からは就職も決まっていて新たな青春の1ページをめくろうとしている健気な子だった。

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この子はデブ!という感じでもないが自分の体型に自信がない気弱な感じの子だった。
こういう職業をしていると変に高飛車になる子も多いが田舎っぽさが抜けきらないとても
愛嬌のある子で素直に好感が持てる。

恒例のすすきのスタイルで足を乗せてきたのだが中々の重量感だったため、なにかと理由をつけて
丁重にお断りさせていただいた・・・いやデブじゃないんだけどね・・・笑

非常に謙虚な子な為有料のドリンクを飲みたい!とかいう営業もとくになく普通に楽しく
会話をして女の子チェンジの時間になった。
その際も「ここにいていい?」とか言うお決まりの一言もなく二人目の子に変わった。

 

二人目に登場したのは黒いドレスに黒髪で色白の見た目はお嬢様風の子だった。
この子見た目は童顔で20歳くらいかと思いきや20代中盤のお姉さんだったのだが、にも関わらず
ほとんど夜の経験がなく入店したての新人ちゃんだった。

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なんでキャバクラで働こうと思ったのか聞いてみると、最近引っ越しをしたようでその退去費用を稼ぐため
数ヶ月だけ出稼ぎのように昼職との掛け持ちで働いたそうな。
その掛け持ちするにあたって色々と融通も利くし楽に稼げるからとの事だった。

このお店は超ソフトキャバクラなのでお客さんにそこまで触られたりすることがないので選んだみたい。

が、やる事はやる子ですかさず有料ドリンクのおねだり攻撃を受けるタカポン。
普段ならやり過ごすのだが、人を見た目で判断してしまった負い目からかなぜかOKしてしてしまった・・・

 

この子が頼んだのは梅酒のロックだったのだが、たったのグラス1杯で2000円・・・
しかも税抜きなので実質2400円・・・
1セットのチケット価格2500円・・・ほぼ同額やん

 

まあ細かい事は気にしない性格なのでそのまま楽しんで飲む事に!
話をしていると、さきほどから話題にでている強面の黒服さんですが、面接などもしてもらって
実はとっても優しくて、面白くて、めちゃくちゃ良い人らしいです。
うん、やっぱり人は見た目で判断してはいけないんですね!

そんな話をしていると恒例のダウンタイムのお時間です!
店内はさっきよりもさらに暗くなりほぼ何も見えない状態になります。
このお店は超ソフト店なのでもちろんトップレスにもならいないダウンタイム。

ダウンタイムに関しては特に面白いこともなく極々普通な感じで終わります。

 

最後にまた例の強面黒服さんが登場して延長の交渉をしてきますが、お断りすると
とってもキュートな笑顔で普通に承諾してくれました。

 

何度も言いますが人は見た目で判断してはいけませんよっ!

 

ラブエモーション
無料案内所:2500円/50分ワンセットコミコミ
有料ドリンク:2400円(税込)
合計:4900円